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7 11, 2009

東京大学大学院 情報学環・福武ホール

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最近、仕事の関係で東大に行くことがあるのですが、
通るたびに存在感を感じさせてくれるのが
安藤忠雄の情報学環・福武ホールです。

現在、東京大学の特別栄誉教授でもある安藤忠雄らしい
質感と空間を持つ建物です。

東京大学創立130年記念として、2008年に竣工した
まだ新しい建築物ですが、やけに周囲と調和していて
昔からあったかのような雰囲気を醸し出しています。


印象的なのは、建物の前面に屹立する100mもある長い壁。
これは「考える壁」と呼ばれ、スリットから覗き見ることができるものの
建物の構造は隠され、軒とガラスのファサードがちらっと見えるだけ。
この壁、イベントなどで投影などもされるようです。

地下フロアをフロント側から見られる構造は
六本木の21_21 DESIGN SIGHTと通じるように感じました。
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エントランスにはオシャレなカフェ「UTカフェ ベルトレルージュ」が併設されています。東京・表参道の「レストラン・ランス・YANAGIDATE」のシェフ・柳舘功氏がプロデュースしたそうで、学生だけじゃなく一般の人も使えます。カフェラテおいしいです。
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時間があるときに、内部にも侵入してみたいと思います。

ここでは敷地の緩衝地帯としての性格を継承すること、並びに線形の敷地形状を活かした新たなパブリック・スペースをつくりだすことを目標とした。

楠の緑の景観を遮らない高さまでに抑えた結果生まれた地上部分のファサードについては同様に長い間口を持つ京都の三十三間堂を参照し、全体のプロポーションを決定した。キャンパス内ストリートとの境界には、建物と並行してコンクリートの壁を立てている。これは結界としてではなく、壁背後に広がる地下空間と、既存の大学空間をつなぐ<間>の創出を意図したものだ。

キャンパス内に空白の場を創りだす、この「考える壁」の向こうで、学生たちの活発な知的活動が展開する風景を期待して計画に臨んだ。


東京大学大学院 情報学環・福武ホール
東京都文京区本郷7-3-1




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