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7 15, 2007

ノマディック美術館

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お台場で開催されていた「グレゴリー・コルベール ashes and snow」展の会場が、ノマディック美術館です。

「ノマディック美術館」は、ノマド=遊牧民、放浪者からきている言葉で、移動可能な美術館という意味。
世界各地に設置可能なようにサスティナブルな構造になっています。

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この展示会場を設計したのは、ポンピドゥー・センター分館も手がける世界的な建築家 坂茂(ばん しげる)氏。
152台の鋼鉄製の貨物コンテナと紙管で組み上げられ、10メートルから最高部は17メートルの高さに達しているそう。
会場は大きく三つにわかれていて、総面積は5300平方メートルというめちゃくちゃに広い空間。

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内部は、まっすぐに道があり、その両脇は石が敷き詰められていました。紙管が屋根などを支えていて、思った以上に天井高があり、ものすごく広く感じます。
コンテナからうける外観の印象の、工場然とした雰囲気とはうってかわって、セピア色の照明と、荘厳なインストゥルメンタルのおかげで、まるで、教会のなかにいるようでした。
残念ながら、場内は見張りが厳しくて撮影ができませんでしたが。

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紙管を使っているので、印象として非常に軽くて威圧感のない空間。強度も計算のうえでしょうから、紙管に目を付けた先見性に驚かされます。

坂茂は、阪神大震災後の仮設住宅を紙管で造った「紙の家」で話題を呼んだ建築家です。
最近だと、銀座にできたニコラス・G・ハイエック センターにも関わっています。

今後のさらなる活躍に、期待したい建築家のひとりです。

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