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7 08, 2007

「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」レポート

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話題になっていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」、最終日に観にいってきました。
上野の東京国立博物館で開催されていた展覧会です。

会場は2つに分かれていて、第1会場は本館。ものものしい警備で、場内に入ると、薄暗い会場内にぼんやりと浮かんでいたのは、ダ・ヴィンチが20代前半に描いたとされる《受胎告知》。これのみの展示のために、本館すべてを使っていました。それだけ、超重要な作品、ということなんですね。

ちょっと記憶が定かではないのですが、昔イタリアに行ったときに、ウフィツィ美術館で観たような気がします。(ボッティチェルリの《ヴィーナスの誕生》のほうが印象に残ってるのですが。)


《受胎告知》は、ダ・ヴィンチが20代前半のときの作品ということで、ほぼデビュー作っぽい扱いですが、すでに技術的には老練な感じで、ものすごいしっとりした印象。全体に湿度を感じます。

空間的な広がりは後のモナリザなどとの関連性も指摘されているようで、空気遠近法をたくみに利用し、「受胎告知」という非現実的な要素にリアリティをもたらしています。それは、天使の羽が、鴨や鷲みたいな描写からも伺えます。

本作は、当時の設置状況を考慮すると、右側から観るために描かれていたのではないか、と言われています。たしかに、マリアの右手の湾曲や、机の位置のズレは違和感があり、納得できるものが。

ある種のアナモルフォシスは、ダ・ヴィンチだからこそできた技のような気がしました。


第2会場では、ダ・ヴィンチが生きた時代考証や、彼の作品についての解説、クリエイターとしての側面などを紹介する展示でしたが、ちょっと物足りなかった。ビデオや復元模型が多数って感じで、作品がもう少しあってもよかったと思います。

去年の「ダ・ヴィンチ・コード」のフィーバー以来、いままた彼の天才ぶりが脚光を浴びているのは、やはり本物の天才ってことなんでしょうね。来年もまた展覧会ありそう。


関連リンク:
「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」展 公式サイト

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