「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展

その昔、大学のころに映像の勉強をしていて、ビデオアートの授業中に観たのが、ビル・ヴィオラとの最初の出会いでした。
そのときの、なんともいいようのない、居心地の悪さと、映像の美しさ、そして音律の不安定さは、いまでもものすごく印象に残っています。
その後いくつかの展覧会でインスタレーションを観たり、ナディッフで海外の展覧会の図録を観たりしていましたが、ここんところ動く作品をぜんぜん観ていませんでした。
が、な、な、なんと!
やってくれます。森美術館。
ビデオアート展「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」が開催されます。
90年代以降の作品を中心に16点を紹介するそうです。
これは、、、楽しみすぎる!!!
本展は森美術館で開催後、兵庫県立美術館(2007年1月23日?3月21日)に巡回します。
《ミレニアムの5天使》(部分)
「旅立つ天使」
2001年
ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
Photo: Kira Perov
《ミレニアムの5天使》(展示風景)
2001年
ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
Photo: Mike Bruce
Photo courtesy: Anthony d’Offay Gallery, London
《ミレニアムの5天使》(部分)
「創造の天使」
2001年
ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
Photo: Kira Perov
《ミレニアムの5天使》(部分)
「昇天する天使」
2001年
ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
Photo: Kira Perov
《はつゆめ》
1981年
シングルチャンネル・ヴィデオテープ、カラー、ステレオ
56分
Photo: Kira Perov
日本で暮らし、形成した世界観
ヴィオラの‘HATSU-YUME’
1980年代に1年半の間、ヴィオラは日本に滞在しました。
禅思想や能などの伝統芸能に触れる一方、新作も制作。ヴィオラ芸術の源泉のひとつは日本にあるともいえるでしょう。滞在中、日本文化と風景を彼の視点で紡いだヴィデオ作品《はつゆめ》 (56分)は本展タイトルの由来となっています。日本へのヴィオラの想いを今につなぐこの《はつゆめ》は会期中に特別上映をいたします。
出品作品
はつゆめ|1981年|ヴィデオテープ、カラー、ステレオ | 56分
※ヴィオラ・チューズディでの特別上映のみ
ストッピング・マインド|1991年|ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
天と地|1992年|ヴィデオ・インスタレーション
グリーティング/あいさつ|1995年|ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
ベール|1995年|ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
クロッシング|1996年|ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
アニマ|2000年|ヴィデオ、液晶モニター3面、壁に設置
ドロローサ|2000年|ヴィデオ、自立式の液晶モニター2面連結
驚く者の五重奏|2000年|ヴィデオ、暗室の壁に設置されたスクリーンに背面投影
キャサリンの部屋|2001年|ヴィデオ、液晶モニター5面、壁に設置
ミレニアムの5天使|2001年|ヴィデオ・サウンド・インスタレーション
四人の手|2001年|白黒ヴィデオ、液晶モニター4面、棚に設置
静かな山|2001年|ヴィデオ、プラズマモニター2面、並列に壁に設置
サレンダー/沈潜|2001年|ヴィデオ、プラズマモニター2面、縦長に壁に設置
オブザーヴァンス/見つめる|2002年|ハイヴィジョン・ヴィデオ、プラズマモニター、壁に設置
ラフト/漂流|2004年|ハイヴィジョン・ヴィデオ、壁面投影、5.1chサラウンド・サウンド
MAM SCREENは森美術館で開催中の展覧会に関連するアート映像を、メトロハットの屋外500インチスクリーンやウェストウォークのPDPモニターなど六本木ヒルズ内各所で上映するプログラムです。
2006年10月?12月は、特別版として「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展出品作より6作品が、2点ずつ週替わりに登場。毎日12:00?13:00、19:00?20:00の間、ヒルズ内各所のモニターに加え、オフィス、レジデンスのエレベーター内モニターでも同時に数回上映され、街中がヴィオラの幻想的瞬間に包まれます。
ビル・ヴィオラ:はつゆめ
2006年10月14日[土]―2007年1月8日[月・祝]
会場:森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00?22:00|火10:00?17:00
※1/2(火)は22時まで開館時間を延長
いずれも入館は閉館時間の30分前まで <会期中無休>
