若冲と江戸絵画展

行ってきました。東京国立博物館・平成館で開催されている「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」。
北斎展のときのように混んでるかと思いましたが、待ち時間もなくすんなり入ることができました。
プライスコレクションとは、その名のとおりコレクターのジョー・プライス氏の蒐集作品で、伊藤若冲の作品を中心にしたコレクションを誇っています。
構成は全部で5つに分かれていて、伊藤若冲の作品を軸として、その前後の18世紀の江戸絵画が展示されていました。
若冲の作品は3つめ。代表作の「紫陽花双鶏図」や、鳥獣花木図屏風が展示されています。その筆致は驚異的で、今見ても異端ですから、当時はもっとセンセーショナルだったと思います。エキセントリックでありながら、色使いや構図など、完璧にデザインされていて、非常にセクシーでした。
最後のコーナーでは、ガラスケースを使わずに、光を変化させていく展示を施していました。左から、右から、白色光、オレンジ光など、まるで朝から夕方までの陽の移ろいを表現しているようでした。これにより、屏風絵などは特にその表情を変え、光によって印象がまったく異なって見えます。ある瞬間はとてもドラマティックに見え、また別の瞬間にはいたって静謐な印象になっているのです。こういう鑑賞の仕方もあるのだな、と感心しました。
全体として、もう少し若冲の作品が多いかと思っていたので若干肩透かし感がありましたが、見ごたえはありました。江戸絵画に触れるにはいい機会なのではないでしょうか。
会期: 2006年7月4日(火)?8月27日(日)
会場: 東京国立博物館・平成館
開館時間: 午前9時30分?午後5時
休館日: 月曜日
観覧料:一般 1,300円 大学・高校生 900円
関連リンク:プライスコレクション 若冲と江戸絵画展
