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May 19, 2005

全州映画祭

chonju.jpg韓国にいる友人T氏から、レポート第二弾が届きました。今回は映画祭についてです。
(ちなみに前回のレポート「東大門市場」)

全州映画祭って知っていますか?


ちょっと地味ですが、全州国際映画祭が2005年4月28日から9日間、全羅北道の全州(チョンジュ)で行われました。今年で6回目ですが、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)映画祭などとともに韓国を代表する国際映画祭の一つです。

期間中は世界30カ国約170作品を上映。出品作品はデジタル映画が中心ですが、公開前の大作やマニア向けの映画などが上映され、日本の相米慎二監督の死を偲んで映画『台風クラブ』などの代表作品も紹介されました。

開幕作品には塚本晋也監督の『Haze』、ソン・イルゴン監督の『魔法使い』などの短編映画が上映され、閉幕作品には韓国で話題の大作『南極日記』がワールドプレミアム上映となりました。

『南極日記』は演技派俳優のソン・ガンホとユ・ジテの2人が主演。ストーリーは南極の未到達点を征服するため、冒険の旅に出た探検隊6人が、80年前に英国探検隊が残した日記を発見したことをきっかけに奇怪な現象、苦難に遭遇していくというものです。ソン・ガンホは『殺人の追憶』で、ユ・ジテは『オールドボーイ』の熱演で、日本でもよく知られています。映画はスペクタル、ミステリー、ホラー映画などの要素が詰まった欲張りな内容なのですが、ストーリー自体が難解なため、観客の反応は賛否両論でした。日本では2005年9月末に公開予定だそうです。

また、『イノセンス』や『リング』の映画音楽を担当した河井憲次も期間中に全州入りし、韓国を代表する映画音楽監督、チョ・ソンウらと列席して会見を開きました。チョ・ソンウは『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』などの音楽を担当し、日本でもかなり知られています。ところが、河井憲次は彼の音楽を聴いたことがないらしく、2人の間には気まずい空気が流れていました。

映画祭はボランティアの手作りで、日本語を少しだけ話す女性大生らも参加し、日本人男性は嬉しそうに鼻の下を伸ばしていました。全州は地方都市なのですが、食へのこだわりは韓国で一番とも言われています。また、市内には驚くほど映画館が多いのですが、かなり年月を経ている建物ばかりで、レトロな雰囲気が漂い、そこで映画を観ると変に感傷的な気分になります。映画祭期間中は夜になると、「映画館通り」がライトアップされ、ロマンチックに輝き、美しかったです。


写真には、東京ミレナリオのような回廊も写っていますね。韓国は国家プロジェクトとして映像産業に力を入れていて、この映画祭も気合が入っていたようです。すっかりクリエイティブな国というイメージが定着しているように感じます。あー、韓国行かなきゃ。

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