ジェニー・ホルツァー Jenny Holzer
言葉を視覚化するアーティスト、ジェニー・ホルツァー。彼女の作品は、増殖する都市の機構のなかに巧みに進入し、研ぎすまされた“テキスト”メッセージを驚くほど鮮明に投げかけてきます。
ジェニー・ホルツァー Jenny Holzer
1950年、アメリカ・オハイオ州ガリポリス生まれ。シカゴ大学、オハイオ大学、ロードアイランド美術学校で絵画・版画を学ぶ。 マーク・ロスコに傾倒して絵画から出発したが、77年ホイットニー美術館で行なわれたインデンペンデント・プログラムへの参加を機に言葉を用いた作品を制作。82年、タイムズ・スクエア(ニューヨーク)で最初の電工掲示板による作品を制作。ドクメンタ7、8で作品発表。電光掲示板、ポスター、雑誌などのメディアを通し、メッセージ性の強い格言めいた自作の言葉を流して反響を呼ぶ。89年、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)でインスタレーション制作。90年ヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞受賞。以降、さまざまな場所で、主にテキストをビジュアルに表現する手法を用いて、社会への警鐘を鳴らす作品を制作している。ニューヨーク在住。
スイス人アーティスト・Gerry Hofstetterのエントリーを書いていて、ジェニー・ホルツァーのことを思い出しました。Hacknet 代官山店で見かけた写真集で知ったのですが、ジェニー・ホルツァー本人のライティングによる詩とも警句とも読み取れるテキストをいろんなものに投影しまくりでものすごいインパクト。 城や河岸、ビルなんかはあたりまえで、スキーのゲレンデにも投影してるのがあり、ビジュアル的にかなりお気に入りです。
初期の作品で有名なのは、電光掲示板に表示される
PROTECT ME
FROM WHAT
I WANT
という一節。
それは、都市機能とはまったく関係のない個のメッセージ。
電光掲示板をカンヴァスにし、啓示的なテキストを潜り込ませることで、情報を垂れ流すだけだった電光掲示板の存在をポップアートの領域にまで引き上げました。
その後、テキストは過激に変貌を遂げます。よく書かれている解説ページを見つけました。
「デジタルな啓示」 ジェニー・ホルツァー
が、僕の場合はむしろ、ビジュアル的な美しさに惹かれています。
光に縁取られたタイポグラフィ。投影するモノ(テキスト)と投影されるモノ(建築物や水、雪など)との相互作用によって、文字が、まさに生きているなーと感じます。背景が、急にコトバという意思を持ち、モノリスのように立ちはだかるような。








それってつまり、その言葉も、建物も、水も空気も光も、世界という<システム>に散在していたモノたちに個の世界を与えて切り出し、僕らの前に提示するってことなんじゃないかな、と。
ちなみにジェニー・ホルツァーは、映画「ハートに火をつけて」や「バックトラック」で、ジョディ・フォスターが演じる新進気鋭のアーティストのモデルとなったことでも知られています。
そうそう、テキスト系アートといえば、バーバラ・クルーガーも忘れてはいけませんね。
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TBありがとうございました。
ジェニー・ホルツァーはとても好きな作家です。
最近は現代美術の動向にも疎くなってきて、彼女がこのごろどんな作品をつくっているのか知らないのですが、ひとときの流行で終わる作家ではないと思っています。
くるっぱーさん
コメントありがとうございます。
いいですよね?、ジェニー・ホルツァー。
女性らしい上品なアートだと思います。
にしてもくるっぱーさんのサイト、すごい映画情報ですね。
またお邪魔させてください。
ジェニー・ホルツァーさんのこ「「言葉の森で」とい本について、教えて下さい。
まず、この本は、翻訳されてどこかの出版社から出版されていたりしますか?
宜しくお願い致します。
富永さん はじめまして。
「言葉の森」は1994年に淡交社という出版社から翻訳されて出ているようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4473013391/masslogue-22
参考になりましたでしょうか?
Posted by: Masslogue at April 17, 2005 12:20 AM
