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12 01, 2004

ロマンスカー VSE

新宿と箱根を結ぶ特急ロマンスカーの新型車両「50000形」(愛称「VSE(Vault Super Express)」)が公開されました。来年3月から営業運転を始めるそうです。ロマンスカーのモデルチェンジは8年ぶりとのこと。展望席を復活させ、ドーム型の天井を採用するなど、居住性と眺望性の向上を図っています。

で、なんでとりあげたかというと、ロマンスカーのデザインを建築家で神戸芸術工科大学教授の岡部憲明が担当したからです。

岡部憲明は、関西国際空港旅客ターミナルビルをレンゾ・ピアノとともに手がけ、長大空間の実現を果たした重要人物のひとり。ほかにも、ポンピドゥーセンター(フランス・パリ)などにも関わっています。

建築家と列車デザインという組み合わせ、意外なようですが南海ラピートのデザインは建築家の若林広幸だったりします。

隈 研吾は、20世紀初頭に建築家が抱いてきた「乗り物のほうが建築より進んでいる」というコンプレックスから解き放たれ、空間とそれを利用する人間を考慮したものこそが新しい列車デザインのとるべき道である、と述べ、建築家や空間デザイナーなどプロダクトデザインとは違う分野から列車デザインをアプローチする方向性を示唆しています。

JR東日本 Technical Review「技術のデザインから人間のデザインへ」[PDFファイル]


メジャーな列車デザインといえばレイモンド・ローウィがあげられますが、ジョルジェット・ジウジアーロ、ルイジ・コラーニ、水戸岡鋭治なども、デザインという観点から列車を見直す作業を行いました。

ある意味、空間デザインのミニマルな究極系が、列車のデザインと言えるのかもしれません。
にしても、男の子は電車好きだし、建築家じゃなくてもデザインやってみたいかも。


Link: 小田急電鉄ニュースリリース

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