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August 25, 2004

ジャン・ヌーベル

expo02.jpgまわりの環境を映しこみ、風景と一体化する建築。ジャン・ヌーベルの建築物は、鏡に映った摩天楼のように、それがそこにあるかもしれないが、ないかもしれない、という存在のあやうささえ感じさせる。だが、確かに実存し、そして次第に強烈なフォルムを浮き上がらせていく。

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ジャン・ヌーベル Jean Nouvel


1945年 南フランス フュメル生まれ。 1970年に、フランソワ・セニュールと共に事務所を設立し、建築家として活動を開始。ミッテラン大統領(当時)の“グラン・プロジェ”の一環として計画された<アラブ世界研究所>の建築で一躍脚光を浴びる。ガラスなどの透過性のある素材を大胆に使い、錯視的な効果ももつ幻想的な作品を手がける彼の作品は、しばしばVanishing architecture(消失する建築)とも呼ばれている。汐留のランドマークとなった<電通本社ビル>でアジア初進出。2006年には、<ケ・ブランリー美術館>(パリ)がオープン予定。



ジャン・ヌーベルの作品は、“反射が織り成す建築”と言えると思う。ガラスや鉄などの素材を丹念かつ大胆に組み上げ、周りの環境を取り込みながら、あるいは太陽の光を受けてまばゆく反射し、はじめて建物として成立する。

汐留のランドマークである<電通本社ビル>は日本刀をモチーフにしたそうだけど、尖端がギラリと光るさまは、世界最大の取扱高を誇る電通を象徴しているなー。年初に行ったオペラシティの「ジャン・ヌーベル展」によると、最終的に素材の一部で折り合いがつかず、本来意図した効果はあまりでていないそうだけど、いやいやすごいですよ。このビル。切れそうだもん、街が。

影の使い方も独特。<アラブ世界研究所>のシャッタースライド方式の窓や<ナント裁判所>の格子の廊下など、光の二次産物である影を効果的に使っていて、中を歩いたら外観と同じような幻視感を感じるんだろうなー、といろいろ想像しつつ、いつか行ってみたいと思う今日この頃です。


アラブ世界研究所(1987年/フランス、パリ)
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ネモージュス1(1987年/フランス、ニーム)
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広告代理店CLM/BBLDO(1992年/フランス、イッシー・ムリノー)
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トゥール国際会議センター“ヴィンチ”(1993年/フランス、トゥール)
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リヨン国立オペラ座(1993年/フランス、リヨン)
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カルティエ財団現代美術館(1994年/フランス、パリ)
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ギャルリー・ラファイエット(1995年/ドイツ、ベルリン)
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ナント裁判所(2000年/フランス、ナント)
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ルツェルン文化会議センター(2000年/スイス、ルツェルン)
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電通本社ビル(2002年/東京)
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アグワス・デ・バルセロナ本社ビル(2005年/バルセロナ、スペイン)建造中

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東京 お台場周辺の<グッゲンハイム美術館>、初台の<オペラハウス>のコンペに参加しています。奇抜かつ彼らしい周りの環境との調和を目指したもので、すごいインパクトあり。実は日本通なんですよね、彼。

Link:
http://www.jeannouvel.com/(ジャン・ヌーベル公式サイト)

ジャン・ヌーベル展(オペラシティアートギャラリー: 2003/11/1?2004/1/25)

 私もジャン・ヌーベル展行きましたが、
凄くグラフィカルな表現方法で建築なんだか
グラッフィクなんだか…
兎に角凄く圧倒されましたね?

ホントに氏の作品は切れ味鋭いですよね?

そう言えば電通ビルは水上バスから眺めた事
があるのですが美しかったですね?

Posted by: 木風 at August 25, 2004 3:01 AM

確かに、建築というよりもグラフィックアート的な印象を受けました。会場の見せ方も面白かったですね。

水上バスからの眺め、すごそうですね。今度乗ってみます。って、スタルクの塔のあたりから乗るやつでしょうか??

Posted by: Masslogue at August 26, 2004 12:39 AM

 多分アサヒビールビルの所からも乗れると思いますが、汐留の浜離宮の公園に水上バスの乗り場があるんですよ、そこからですとビルの全容が見れました。

あと首都高乗ってると、丁度あのガラスにプリントされた独特のスクリーンの表現がチラッと見えて、スピード感も相まってそれも又素敵でした。

Posted by: 木風 at August 27, 2004 1:29 AM

 なるほどー。今度行ってみます。

コラーニ風のヒミコ号とあわせて水上バスの旅も面白そうですね。
http://www.suijobus.co.jp/himiko_ship/

Posted by: Masslogue at August 28, 2004 12:08 AM

ほんとうにこちらのサイトは勉強になります。

存在の危うさ。
いったい存在とはなんなのでしょう。
存在するっていうこと自体を考えています。

そこに在るようでそこにない。

また迷路に入ってしまったようです。

ちなみに細々ですが数日前から下記のような
サイトを作っています。すっとこどっこいなので
どこまで更新していけるかわかりませんが、
ぜひ遊びにいらしてください。
http://www.kanshin.com/?mode=home&id=30172

Posted by: kasuga at February 16, 2005 10:44 AM

kasugaさん こんばんは

哲学の世界ですね。
サルトルの実存主義や、ヴィトゲンシュタインを思い浮かべました。

そういえばヴィトゲンシュタインって建築学を学んでいたそうですね。
建築家でも哲学好きな人は多いと思います。

サイト拝見しました。
興味深いトピックスが並んでいますね。
また遊びに行きます。

Posted by: Masslogue at February 17, 2005 1:00 AM

先週 バルセロナに行き、このアグワス・デ・バルセロナ本社ビルを見てきました。中はオフィスなので入れませんが 外観は光が反射し、見事な美しさでした。ガウディの建築物を観にいき、このビルの凄さに圧倒されたのは 私だけでは無い様ですね。
スペインの添乗員さんは、良く思っていない様で、生意気なビルが建ったとコメントしておりました。(^・^)

Posted by: pipi at April 10, 2005 10:34 PM

pipiさん こんばんは

生アグワス、うらやましいです。最上階もラウンジに忍び込んでみたいです。

それにしても地元の評判はよくないのですね。個性が強いほど、反目も強いということですね。ある意味、建築家としては誇りかも。

Posted by: Masslogue at April 12, 2005 12:23 AM
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